傘寿のお祝いメッセージ例
日本の長寿祝いには、それぞれの年齢に込められた願いと意味があります。
傘寿(さんじゅ)とは、80歳の長寿祝いのこと。「傘」の略字(八十)から“80歳のお祝い”として親しまれてきました。
かつては80歳まで生きることは奇跡のような出来事で、
“家族や地域にとっての宝のような存在”として祝われた文化的な背景があります。
だからこそ傘寿祝いでは、「感謝」「尊敬」「人生の厚み」「これからの時間への願い」この4要素を自然な言葉で織り込むことが大切です。
このページでは、そんな特別な節目にぴったりの「心に残るメッセージ例」や「司会挨拶」「主賓からのお返しの言葉」 をご紹介します。
主賓へのお祝いメッセージ
家族(父母へ)
傘寿のお祝い、本当におめでとうございます。80年という長い歩みを振り返ると、言葉では足りないほどの感謝の思いがこみ上げます。たとえば、困っている時には黙って背中を押してくれた優しさや、家族のために仕事を続けてくれた強さは、今でも私の人生の指針です。
家族の食卓を囲む時間は、いつも温かく安心できる場所でした。人生百年時代と言われる中で、傘寿は“新しい人生の始まり”だとも聞きます。これからは少し肩の力を抜きながら、好きなことに時間を使い、穏やかで心豊かな日々を過ごしてほしいと願っています。尊敬と感謝を込めて、お祝い申し上げます。
家族(祖父祖母へ)
おじいちゃん(おばあちゃん)、傘寿のお祝いおめでとう!小さい頃、手をつないで散歩した時間や、遊びに行くたびに笑顔で迎えてくれたことは、今でも宝物のような思い出です。たとえば、悩んでいる時にそっとかけてくれた一言は、今も心の中に残っています。
80歳とは思えないほど元気で、優しくて、家族の中心にいてくれる存在に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも無理をせず、好きなことを楽しみながら、笑顔の多い日々を過ごしてください。またお話ししたり、お出かけしたりできたら嬉しいです。いつもありがとう、そしてこれからもよろしくね!
家族(孫・子供から)
傘寿のお祝いおめでとう!いつも優しく話を聞いてくれたり、笑顔で迎えてくれたりして、本当にありがとう。たとえば、学校のことで悩んでいた時に「大丈夫」と言ってくれた一言が、今でも頑張る力になっています。
80歳を迎えても変わらないその優しさは、家族みんなの支えです。これからも健康に気をつけながら、自分のペースで過ごしてね。今度一緒に写真を撮ったり、またお出かけしたりしたいです。人生はまだまだ続くと言われる時代だからこそ、傘寿は“これからの人生がもっと豊かになる節目”だと思っています。これからも笑顔でいてね!
友人・知人
傘寿を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。長い時間を共に歩んできた仲として、これまでの思い出を振り返りながら、この節目を迎えられたことを嬉しく感じています。たとえば、悩みを語り合った夜や、笑い合った時間は今でも鮮明に思い出されます。80年という歩みは、人生の深みと人とのつながりの大切さを教えてくれるものだと改めて感じます。これからも健康に気をつけながら、また共に語り合える時間を楽しみにしています。人生の厚みを尊敬しつつ、心からお祝い申し上げます。
上司・恩師
傘寿のお祝いを迎えられたこと、心よりお喜び申し上げます。仕事や人生の節目でいただいたご指導は、今でも私の軸となっています。たとえば、人への向き合い方や責任感、誠実な姿勢は、私自身の生き方を形づくる大きなきっかけとなりました。80年という年月は、ただ長いだけではなく、多くの人を支え導いてきた証でもあると感じています。人生百年時代を迎えた今、傘寿は“次の世代へ知識を伝える役割”を担う節目でもあります。心からの感謝と敬意を込めて、お祝い申し上げます。
お祝い会の司会挨拶・祝辞
家族で行うアットホームな会
本日は父(母)の傘寿祝いのためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。80年という大きな節目を迎えられたのは、温かい人柄と家族への深い愛情のおかげだと感じています。たとえば、どんなに忙しくても食卓には笑顔があり、家族の絆はそこで育まれてきました。これからは少しずつ自分の時間も大切にしながら、趣味や楽しみを見つけてほしいという思いで、家族一同でこの会を準備しました。どうぞ今夜はゆっくりと、これまでの思い出とともにお祝いの時間を楽しんでください。
知人・友人を招いたお祝い会
本日は○○様の傘寿祝いにご参加いただき、ありがとうございます。仕事や人生の節目を共に過ごしてきた皆さまと、こうして集まれることを大変嬉しく思います。たとえば、語り合った時間には笑いだけでなく、真剣な姿や思いやりに触れることも多くありました。80歳という節目は、過去を振り返るだけでなく、“これからの生き方を考えるスタート”でもあると感じています。本日の会が感謝と励ましの場となり、今後の人生にあたたかな灯りをともせますように。どうぞ心ゆくまでお楽しみください。
会社や地域の人を招いたパーティー
本日は○○様の傘寿祝いに足を運んでいただき、心より感謝申し上げます。○○様は長年にわたり会社や地域の発展に尽力され、人望と信頼を築いてこられました。たとえば、若い世代への指導や他者を支える姿勢は、多くの人に影響を与えてきました。傘寿は、その功績を讃えると同時に、人生百年時代における新たな役割の始まりでもあります。本日の会を通じて感謝と敬意を伝えるとともに、今後のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
主賓からのお返しの言葉
家族で行うアットホームな会
本日は私の傘寿祝いのために温かい会を開いてくれて、本当にありがとう。振り返れば、家族と過ごした日々が何よりの力になりました。たとえば、食卓で交わした会話や、一緒に歩いた時間は、大きな励ましとなり、心の支えとなってきました。80歳という節目を迎え、感謝の気持ちと同時に、これからの人生にも希望があると感じています。人生百年時代とも言われる今、学びや喜びはまだまだ続くはずです。これからも笑い合いながら、穏やかな日々を共に過ごしていけたら嬉しいです。本日は本当にありがとう。
知人・友人を招いたお祝い会
本日は傘寿祝いのためにお集まりいただき、心より感謝申し上げます。長い人生を振り返ると、人とのご縁こそが最も価値ある財産であったと強く感じます。たとえば、悩んでいた時に交わした会話や、笑い合った時間は、私にとって何よりの支えでした。80歳を迎えた今も、学びたいという気持ちと感謝の心を忘れずにいたいと思っています。これからも皆さまと共に語り合い、笑い合える日々が続きますよう願っております。本日は心温まるお祝いを本当にありがとうございました。
会社や地域の人を招いたパーティー
本日は私の傘寿祝いにお越しいただき、誠にありがとうございます。長年の仕事や地域活動の中で、多くの方と出会い、支えていただいたおかげでここまで歩んでこられました。たとえば、若い世代と向き合うたび、自分が受けた恩を次に伝えていく責任を感じてきました。人生百年時代と言われる今、80歳は“区切り”ではなく、“経験を社会に還元する新たな役割の始まり”だと考えています。これからも謙虚な気持ちを忘れず、少しでも社会の力になれればと思っております。本日はあたたかな祝福をいただき、心より感謝申し上げます。
メッセージ作成の書き方ポイント
お祝いと感謝の気持ちを伝える
傘寿祝いでは、まず「おめでとう」と「ありがとう」を素直に伝えることが基本になります。しかし、ただ言葉を並べるだけでは、形式的な挨拶文になってしまうこともあります。そのため、一つの思い出や出来事を添えることが大切です。
たとえば、
・食卓で聞いた何気ない一言が励みになった
・困っていた時に無言で背中を押してくれた
・孫の話をうれしそうに聞いてくれた
このような“心に残っている瞬間”を添えるだけで、メッセージの温度が一気に上がります。
“感謝に理由がある” という構造を作ると、自然と言葉に深みが生まれます。
健康や長生きへの願いを込める
次に大切なのは、これからの人生を応援する言葉を添えることです。
ただ「長生きしてください」と伝えるだけでは、少し堅く響いてしまうこともあります。
ポイントは、共に過ごせる未来を想像させる表現にすること。
たとえば、
「また散歩に出かけましょう」
「次に会う日を楽しみにしています」
「好きなことにゆっくり時間を使ってください」
こうした表現は、“人生はまだ続く”という希望を自然に伝えることができます。
傘寿は「人生の完成」と言われますが、現代では“新しい人生が始まる年齢”とも捉えられています。
未来を描く言葉選びが、メッセージを前向きで温かい印象にしてくれます。
相手との関係や状況を考慮する
最後に忘れてはいけないのが、相手との関係性に合わせた言葉の距離感です。
同じ「ありがとう」でも、父母・恩師・友人・孫では語り方が大きく異なります。
特に体調が気になる方には、「長生きしてください」よりも「心安らぐ日々が続きますように」という柔らかな表現のほうが自然に届きます。メッセージには正解はありません。大切なのは“思いやりのある距離感”です。
